第3回学びの会、開催しました!
2024年2月17日(土)、研鑽委員会主催の第3回学びの会が同窓会会議室にて開催されました。今回は『どうする?!安全。その答えは”自助“にあり!』と題して、渡邊達哉同窓会副会長(高定18回)に講義いただきました。
渡邊副会長は、昭和41年に高校卒業後、福岡県警察官になられて以来、警察学校教官や機動隊中隊長、警察庁出向を経験された後、宗像警察署長、筑紫野警察署長、福岡県警本部の生活安全部長や総務部長を歴任され、現在は県警OBの有志で立ち上げた「NPO法人 安全安心サポートセンター」の理事長を務める“安全安心のプロフェッショナル”です。
講義では、2024年の初めから立て続けに起こった、能登半島地震や羽田空港での飛行機同士の衝突事故のように、予想できない“まさか”の危機に対して、安全を守るために何をすべきなのか、具体的な方策についてお話いただきました。 そのポイントは『自分の安全は自分で守る』という当事者意識をもって自己管理に努めること、とのこと。
- 自己管理の3つのステップの実践
① 危機を回避するステップ (リスク管理)
② 起こりうる危機に備えるステップ (備える管理)
➂被害影響を最小限にとどめるステップ (ダメージコントロール管理)
<自己管理の要諦> 的確なリスク管理によるリスクの回避をはかることで、危機を未然に防止すること。 - 自己管理を実践するうえで配慮するべきこと
① 繰り返して、意識を啓発する
② ヒヤリハット情報の活用
③ 経験、特に間接経験を活かす
など、90分にわたってお話いただきました。
まとめの言葉は、『敵(リスク)を知り、己を知らば(備え)百戦危うからず』。参加者からは「危機管理にスイッチが入った」などの感想が寄せられました。
“よき人生は日々の研鑽にあり”
令和6年度の学びの会にもどうぞ、ご期待ください。 (2024年4月 研鑽委員会)