筑高タウンページの歩き方 Vol.2
「ビストロ アン・ココット」
筑高タウンページを眺めていると、同窓会HPの筑高タウンページ
博多駅近くに同窓生のフレンチの店を発見。
「ビストロ アン・ココット」今回は、オーナーシェフ大崎匡也さん(高45回・筑紫丘中)を訪ねた。https://www.encocotte.com

料理が好きだった少年は、筑高へ
子どもの頃から料理が好きだったという大崎さん。
「キューピー3分クッキング」や「料理天国」、さらには『料理バンザイ!」の人気コーナー“たまに行くならこんな店”を見ては、いつか自分もこんな店を——と夢見ていた。
家の近くのスーパーで材料を買い、
母の料理本を見ながら、
日曜日や家族の記念日に料理を振る舞う少年だった。

(高校時代につくった料理写真)
そんな大崎少年は、
第六学区トップの進学校・筑紫丘高校へ進学。
バドミントン一筋の高校時代、そして決意
高校ではバドミントン部に所属し、
県大会にも出場するほどのめり込む日々。
「バドミントンしかしていなかったですね」
と笑うが、その裏で、
将来は料理人になるという思いは固まっていた。

(バトミントン部時代の写真 卒業アルバムより 3列め左)
しかし、進学校ゆえに周囲の期待は大きく、進路指導やご両親からは大反対。
一度は難関大学を受験するも不合格。予備校に通うことになるが——
「2日で行かなくなりました」
その後は飲食店で働きながら、
友人宅を渡り歩き、“宿泊代代わりに料理を振る舞う”生活。
回り道の先に見つけた「フランス料理」
和食店での住み込み、環境とのミスマッチによる退職。
「やっぱり自分がやりたいのはフランス料理だ」
そう決意し、料理専門学校へ。
しかも受験は高校卒業から9ヶ月後の欠員募集。
100人中2人という狭き門を突破しての合格だった。
卒業後はホテル日航福岡へ。
宴会調理やフランス料理「レ・セレブリテ」で5年間、基礎を徹底的に学ぶ

(レ・セレブリテ時代の写真)
その後イタリア料理店へ移り、
25歳で店を任されるまでに成長。
リピーターも増え遠方から来る同業者も多い店へと育て、売上を倍増させたが、結果が出すぎたことでオーナーと意見の相違があり、退職。
再びフレンチの道へ戻る。
挫折と転機、そして独立へ
腰痛で一時現場を離れるも、
縁あって産婦人科で料理指導に携わることに。
入院中の方へフランス料理を提供する現場で、
新たな経験を積みながら体も回復。

(産婦人科時代の写真)
4年後、ついに独立。
2006年、博多区住吉に「ビストロ アン・ココット」をオープンした。

“早すぎた店”だった
しかし当時——
・ビストロという言葉も一般的ではない
・「シャルキュトリー 」や「ココット」も知られていない。
・フランス国旗を掲げると潰れると言われる時代
「3年くらい、お客様が来なかったですね」
それでも続けた。
すると時代が追いつく。
パリや東京でビストロ文化が広まり、
2009年、雑誌「九州ウォーカー」に掲載されると一気に注目店へ。
2019年には博多駅近くへ移転。
現在の場所で営業を続けている。
そして2026年8月、20周年を迎える。
こだわりは“自家製シャルキュトリー”
この店の核となるのが、
自家製のハムやソーセージ、パテなどのシャルキュトリー。
実はこれも、イタリア料理店時代から独学で研究し続けているもの。
当初はまったく売れず、
パテ・アンクルートなどは
作っては廃棄する日々だったという。


(パテアンクルートの写真)
写真注釈 パテアンクルート(パテをパイ生地で包んで焼く手の込んだ料理なので、シャルキュトリーの中でも「華やかで格式のある一品」とされています)
しかし10年後、東京で人気に火がつくと、
ここ福岡でも看板メニューに。
「どうも、始めるのが早すぎるんですよね(笑)」
と語る大崎さん。
時代の一歩先を行く料理人であることは間違いない。

フランス南西部の郷土料理「カスレ」

和牛赤肉のロースト トリュフ風味

アルザスの郷土料理「シュークルート・ガルニ」
気取らず楽しむ“本格フレンチ”
気取らず楽しむ“本格フレンチ”
アン・ココットの魅力は、
本格的でありながら気取らないこと。
トラディショナルなフランス料理を、
アラカルトでもプリフィクスコースでも楽しめる。
プリフィクスコースとは、前菜・メイン・デザートを自分で選んで組み立てるスタイルで、その日の気分に合わせたコースを楽しめるのも魅力だ。
ここでオーナーシェフの大崎さんから、
ちょっとした楽しみ方のアドバイスをいただいた。
コースのように料理を組み立てる際は、
前菜から選ぶのではなく、
まずメイン料理を決めてから、前菜やデザートを選ぶのがおすすめだという。
メインを軸に全体のバランスを考えることで、
より満足度の高いコースになるそうだ。
日常使いから特別な日まで、
幅広いシーンで訪れたくなる一軒だ。
同窓生への特典も
筑紫丘高校同窓生には嬉しい特典もある。
予約時に同窓生であることを伝え、
GAOカードまたは筑高タウンページを提示すると
スパークリングワイン1杯サービス
(※他サービスとの併用不可)
店舗情報(Shop Info)
店名:ビストロ アン・ココット
創業:2006年(2019年移転)
場所:福岡市地下鉄「博多駅」直結、博多駅筑紫口近く
オリエンタルホテル福岡 博多ステーションホテルB1F
ジャンル:フレンチ(ビストロ)